光害の自宅で二つのアトラス彗星(C/2025 T1 & C/2025 K1)を撮影しました。25K1彗星は核分裂後の追跡撮影です。(月齢10の月明かりがあります)
11月30日晴れ。近年、アトラスの名前の付く彗星がたくさん発見されています。
まず、夕食前に夕空の西の空にいる25T1彗星を撮影することにしました。
北極星の近くへ移動した25K1彗星の追跡撮影は高度の高くなる22時頃にすることにしました。
望遠鏡はε-130Dです。赤経・赤緯目盛を使って目的星を導入します。
25T1彗星は基準星を琴座ベガにして導入しました。一発導入です。
試写してカメラモニターをチェックしますと、丸いコマ状の彗星像がすぐに判りました。尾は判りません。
連写撮影を繰り返しました。
早めに撮影終了して夕食にしました。
入浴して休憩して時間になりました。空を見ますと、薄雲が通過中でしたので、雲の通過を待ちました。
約30分経過してから防寒服に着替えて庭へ出ました。空は晴れていましたので、撮影開始です。
望遠鏡は25T1彗星撮影後、そのままにしてあります。
すぐに撮影態勢に入りました。
基準星はぎょしゃ座カペラにして25K1彗星を導入しました。こちらも星々の配置から見て一発導入です。
試写してカメラモニターをチェックしました。すぐには彗星像が判りませんでした。
少し拡大してよく見ますと、淡い拡散状の尾が判りました。前回(11/23)よりも暗くて淡くなっていました。
核がバラバラになって氷の塊が解け出しているのでしょう。
露出をいろいろ変更して連写撮影を繰り返しました。
撮影終了して、望遠鏡を片付けて就寝しました。
翌日(12/1)、ソフト現像処理して写真制作しました。
25T1彗星の光度は、ステライメージ10で自動測定しますと、10.0±0.2等です。
他の人のネット写真を見ますと、淡い尾が少し出ているようです。光害の空では写りません。
25K1彗星の光度は自動測定しますと、10.6±0.4等です。
写真を拡大して核分裂状態をチェックしました。
核は少なくとも3個はあるように見えます。粉々の核もいくつかあるように見えます。核の配置は前回同様に移動しています。
この彗星は次第に消滅してしまうのでしょうか。大きい核が残って去って行くのでしょうか。
25K1彗星の20分間の移動確認も撮影して写真制作しました。
彗星の移動スピードは角度にして3.18分/20分間(9.54分/時)です。1日で3.82度移動しています。
撮影した写真4コマを添付します。
①夕空のアトラス彗星(C/2025 T1)

2025年11月30日17時57分36秒~59分22秒 露出3.2秒×31コマ ε-130D F3.3
LPR-Nフィルター メトカーフコンポジット トリミング ISO3200 自宅 気温11℃ ※上が北
②アトラス彗星(C/2025 K1)

2025年11月30日22時11分39秒~13分55秒 露出5秒×25コマ ε-130D F3.3
LPR-Nフィルター メトカーフコンポジット トリミング ISO3200 自宅 気温8℃ ※左が北
③アトラス彗星(C/2025 K1)の拡大写真

データは②と同じ。
④アトラス彗星(C/2025 K1)移動確認

2025年11月30日22時02分41秒~03分33秒 露出3.2秒×15コマ
2025年11月30日22時22分22秒~23分12秒 露出3.2秒×15コマ
ε-130D F3.3 LPR-Nフィルター トリミング ISO3200 自宅 気温8℃ ※左が北