もう一度、光害の自宅で20cmドブソニアン望遠鏡で恒星間天体アトラス(3I)を撮影しました。(3Iは彗星です)
12月29日未明、快晴。午前0時頃、高速で太陽系を通過中の恒星間天体3Iアトラス彗星を撮影することにしました。
太陽系外から来た3I彗星は、現在、獅子座レグルスのすぐ右側にいます。
20cmドブソニアン望遠鏡では、同一写野には入りませんが、捜し易いです。
ステラナビゲータ12でプリントアウトした星々の配置から3I彗星を導入します。
23時過ぎから庭へドブソニアン望遠鏡を準備しました。
赤経・赤緯表示機能を使って導入を試みましたが、一眼デジカメの写野が狭くて星々の配置も判らず、うまく導入できませんでした。
仕方なく、×30倍のアイピース(接眼レンズ)でレグルスから星々をたどって3Iのいる位置を捜しました。アイピースを覗いても3Iは観えません。
星々の配置を信じて試写しました。
ピントはビューモニターに映る恒星(7等星)で合わせました。明るいレグルスでなくてもピント合わせできます。
カメラモニターをチェックしますと、予報位置に淡い小さな彗星像が写っていました。
露出を数通り変更して、連写撮影を繰り返しました。
露出8秒(感度ISO6400)でも撮影しました。露出が長い方が彗星像はよく判ります。
但し、このドブソニアン望遠鏡の追尾精度からして、露出8秒は星が少し流れました。架台の水平出しをしっかり行って、5秒露出が点像に写す限界かなと思います。
撮影終了して気温を測定しました。2℃でした。
寒くなりました。足には足先用カイロを張って冬用ブーツを履いての撮影でした。
朝、起床して午前中にソフト現像処理しました。
ステライメージ10で3I彗星の光度を自動測定しました。光度は12.9
±0.2等です。
尚、所有のドブソニアン望遠鏡の導入精度は、望遠鏡を赤経の大きくなる方向(東回り)へ回した方が導入精度が良いことを確認しました。
撮影した写真2コマを添付します。
3I彗星はどんどん遠くなって太陽系外の宇宙へ移動していきます。
二度と会えない3I彗星を撮影できて良かったです。
写真①と②を見比べますと、3I彗星の10分間の移動がよく判ります。
①3Iアトラス彗星

2025年12月29日00時30分55秒~32分40秒 露出4秒×25コマ
20㎝ドブソニアン望遠鏡 F6 直接焦点撮影 メトカーフコンポジット ISO6400 トリミング
自宅 気温2℃ ※上が大体北方向
②3Iアトラス彗星(10分後)

2025年12月29日00時40分41秒~41分41秒 露出8秒×7コマ
20㎝ドブソニアン望遠鏡 F6 直接焦点撮影 メトカーフコンポジット ISO6400 トリミング
自宅 ※上が大体北方向