新星空の友

星空観察・撮影と地上の星(野菜づくり)の内容です。天文歴59年の星大好きおじさん。都市部でも星空は楽しめます。愛知県在住。

もう一度、恒星間天体アトラス(3I)を撮影しました

 もう一度、光害の自宅で20cmドブソニアン望遠鏡で恒星間天体アトラス(3I)を撮影しました。(3Iは彗星です)

 12月29日未明、快晴。午前0時頃、高速で太陽系を通過中の恒星間天体3Iアトラス彗星を撮影することにしました。

 太陽系外から来た3I彗星は、現在、獅子座レグルスのすぐ右側にいます。

 20cmドブソニアン望遠鏡では、同一写野には入りませんが、捜し易いです。

 ステラナビゲータ12でプリントアウトした星々の配置から3I彗星を導入します。

 23時過ぎから庭へドブソニアン望遠鏡を準備しました。

 赤経・赤緯表示機能を使って導入を試みましたが、一眼デジカメの写野が狭くて星々の配置も判らず、うまく導入できませんでした。

 仕方なく、×30倍のアイピース(接眼レンズ)でレグルスから星々をたどって3Iのいる位置を捜しました。アイピースを覗いても3Iは観えません。

 星々の配置を信じて試写しました。

 ピントはビューモニターに映る恒星(7等星)で合わせました。明るいレグルスでなくてもピント合わせできます。

 カメラモニターをチェックしますと、予報位置に淡い小さな彗星像が写っていました。

 露出を数通り変更して、連写撮影を繰り返しました。

 露出8秒(感度ISO6400)でも撮影しました。露出が長い方が彗星像はよく判ります。

 但し、このドブソニアン望遠鏡の追尾精度からして、露出8秒は星が少し流れました。架台の水平出しをしっかり行って、5秒露出が点像に写す限界かなと思います。

 撮影終了して気温を測定しました。2℃でした。

 寒くなりました。足には足先用カイロを張って冬用ブーツを履いての撮影でした。

 朝、起床して午前中にソフト現像処理しました。

 ステライメージ10で3I彗星の光度を自動測定しました。光度は12.9

±0.2等です。

 尚、所有のドブソニアン望遠鏡の導入精度は、望遠鏡を赤経の大きくなる方向(東回り)へ回した方が導入精度が良いことを確認しました。

 

 撮影した写真2コマを添付します。

 

 3I彗星はどんどん遠くなって太陽系外の宇宙へ移動していきます。

 二度と会えない3I彗星を撮影できて良かったです。

 写真①と②を見比べますと、3I彗星の10分間の移動がよく判ります。

 

①3Iアトラス彗星

2025年12月29日00時30分55秒~32分40秒 露出4秒×25コマ

20㎝ドブソニアン望遠鏡 F6 直接焦点撮影 メトカーフコンポジット ISO6400 トリミング

自宅 気温2℃ ※上が大体北方向

 

②3Iアトラス彗星(10分後)

2025年12月29日00時40分41秒~41分41秒 露出8秒×7コマ

20㎝ドブソニアン望遠鏡 F6 直接焦点撮影 メトカーフコンポジット ISO6400 トリミング

自宅 ※上が大体北方向